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つらつら草~平行読書中。

主に読んだ本のことについて書くと思います。

『世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド』を再読する①プロローグ~エピグラフまで

世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド 上巻 (新潮文庫 む 5-4)

世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド 上巻 (新潮文庫 む 5-4)

 
世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド 下巻 (新潮文庫 む 5-5)

世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド 下巻 (新潮文庫 む 5-5)

 

  筆者が意識して小説を読んだのは、村上春樹氏の『世界の終わりとハードボイルドワンダーランド』が最初だった。 

 それ以前もファンタジー小説ライトノベル夏目漱石宮沢賢治などをなんとなく読んでいたが、「なにか」を意識して読んではいなかった。自然と、水のように接種していたのである。「なにか」とはなんなのか? 今はわからない。それはおいおい明らかになっていく(と信じたい)。

 文学などよく知らない若者にとって、ムラカミハルキの名は一種神秘的に記憶されていた。面白い、ファンタジックな小説を書く人物だと勝手に認識していた。そしてそれは少なくともこの『世界の終わり』においては間違っていなかった。

 『指輪物語』や『ハリーポッター』に親しんだ筆者にとって文庫で二冊という分量はさほど脅威にはならなかったが、その物語を当時十全に楽しみ切れたかというと、やはり疑問が残る。

 というわけで、今回から少しずつ『世界の終わり』を再読していき、その物語世界を再確認してみたい。最後まで続くかどうかはわからないが、とにかくやってみよう。

 

 

 『世界の終わり』のエピグラフは次のようなものである。

 

 太陽はなぜ今も輝きつづけるのか

 鳥たちはなぜ唄いつづけるのか

 彼らは知らないのだろうか

 世界がもう終わってしまったことを

            ❝THE END OF THE WORLD❞

 

どうやらこれはスキータ・デイヴィスというミュージシャンの曲の歌詞のようである。どのような物語が始まるのか、想像力をかきたてられるエピグラフだ。この場合の世界の終末とは、個人的な世界の終わりということだろうか? このエピグラフの意味は後々も考察することになるかもしれない。

The End Of The World - Skeeter Davis - YouTube

 

眠いので、今回はここまで。今後も少しずつ更新していきたい。